夜中まで続く編集作業、属人的な制作体制——。疲弊する動画制作の現場を経験した木ノ脇様は、「この構造を変えなければ」と立ち上がりました。
構築したのは、テクノロジーとクリエイターの創造性を掛け合わせた新たな仕組みです。
AIがペルソナ設計や動画テンプレート生成を担い、クリエイターは本質的な判断に集中できる環境を整えました。
その結果、制作時間は半分に。従来1ヶ月かかっていた案件が1週間で納品可能になりました。
今回は、生成AIを活用した動画制作の効率化に取り組む、株式会社bgmnowの木ノ脇 理沙様にお話を伺いました。
Q1|まず取り組み・プロジェクト名を教えてください。
Generative AI Video Studio
Q2|このプロジェクトの概要と始めたきっかけがあれば教えてください。
弊社は元々、企業の広告動画・SNS向け動画・採用動画等を制作していました。
しかし、動画制作の現場はアナログなやり取りや非効率的なプロセスが多く、
時間と労力をかけて属人的に作るものでした。
私自身も元々クリエイターでしたが、夜中まで編集し、消耗し続ける制作体制に疑問を感じました。
「属人的に、労働集約的に1本ずつ作るのではなく、
テクノロジー(生成AI)とクリエイターの力を掛け合わせて、再現性を持って量産できる仕組みを構築できないか?」
そう考えたのがきっかけです。
現在では生成AIを活用し、ターゲットごとに異なる動画の量産ができるようになっています。
具体的には、1時間程度で約120パターンの動画が作れるようになりました。
Q3|プロジェクトを通して、暮らしのどんな課題を解決したいですか?
今は、情報が多すぎる時代です。
企業も個人も、「伝わらない」という課題を抱えています。
「伝わらない」という現象は「誰に」「何を」「どうやって」伝えるかがズレている時に起こります。
私たちは、
・ペルソナ設計
・量産可能な動画テンプレート
・AI活用
によって、適切なターゲットに適切なメッセージを届け、企業や個人の様々な課題をクリエイティブの力で解決することを目指しています。
Q4|今後、事業が拡大することでどんな世界を実現したいですか?
動画は、何かを伝えるための一つのツールに過ぎません。
しかし、その伝え方によって争いが起きてしまうことも少なくありません。
そのようなコミュニケーションの齟齬をなくしていきたいと考えています。
Q5|最後に伝えたいメッセージをお願いします。
AIと映像を活用して、これまで実現できなかった表現やスケールを一緒に形にしたい企業様がいらっしゃれば、ぜひお声がけください。
|まとめ
テクノロジーを活用して、制作時間を半分にしながらも、クリエイターの判断は大切にする。
この両立こそが、木ノ脇様がつくりだす動画制作の強みです。
しかし目指すのは、効率化だけではありません。
情報が届きやすいツールだからこそ、「相手にどんなことを伝えたいのか」を常に問い続ける姿勢が、制作の根底にあります。
将来的には、親子で動画を「つくる・残す・共に感じる」体験の場なども思い描きながら、業種を超えた仲間との出会いを楽しみに、TOYONOMAでの活動を続けています。