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TOPPROJECTインバウンド時代の食課題に応える───プラントベース冷凍食品ブランド「Grino」

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インバウンド時代の食課題に応える───プラントベース冷凍食品ブランド「Grino」

インバウンド時代の食課題に応える───プラントベース冷凍食品ブランド「Grino」

訪日外国人の約80%が日本の食事に期待を寄せる一方、ヴィーガンやハラル対応に悩む飲食店は少なくありません。
「対応したいが、人手も知識もない」──この課題に、食の多様性と効率化を両立する解決策があります。

Red Yellow And Green株式会社が展開する飲食店やホテルなどの事業者向けに提供する業務用冷凍食品ブランド「Grino」。
【食の置き換えで次世代により良い地球を残す】をミッションに掲げ、
今年8月の「TOYONOMA PITCH」で審査員賞・観客賞のW受賞を果たした同社に、持続可能な食の未来についてお話を伺いました。

「誰もが楽しめる食事で、日本の観光立国化を支援し、未来の食事を守る。
ハラル・ヴィーガン対応の調理済み冷凍食品開発プロジェクト」

当社は、「食の置き換えで次世代により良い地球を残す」をミッションに、
ハラル・ヴィーガン・アレルギーなど多様な食文化に配慮した業務用冷凍食品を開発しています。

インバウンドが急速に増える一方、飲食施設では「専門知識がない」「人手が不足している」
「仕込みの時間が取れない」といった理由から、食の多様性に応えられず、結果として機会損失につながっています。

色々な理由で食事制限がある方々と環境負荷の低い、植物性食品の相性は良いため、
こういった方々のニーズを満たしつつ、この食事を社会に浸透させたいと考えています。

スパイスの効いたカレーや噛み応えのあるきのこを使用した料理など、食の制限がない人でも気づかないほど「美味しい」と感じる味を追求しています。
Grinoの商品は植物性食材を使用しており、環境負荷が低いのが特徴です。

・食べる人の課題: ヴィーガンやハラルなど、様々な食の背景を持つ方々が、外食や旅行の場で「自分だけ食べられるものがない」「選択肢が非常に少ない」  という課題です。誰もが気兼ねなく、美味しい食事を選べる環境を整えたいと思っています。

・働く人の課題: その食事を提供する「働き手」の課題です。深刻な人手不足 や、スタッフのスキルによって味がブレてしまう という飲食店の現場に対し、私たちのサービスで調理工程を最大80%削減し、誰でも同じ品質を提供できることで、心のゆとりある労働環境づくりに貢献したいです。

事業が拡大することで、食の背景(宗教、信条、アレルギーなど)に関わらず、
あらゆる人が「食べる不安」からも、人手不足の現場が「作る負荷」からも解放され、
純粋に「食」を楽しめる世界を実現したいです。

さらに、私たちの商品は植物性食材が中心であるため、環境負荷が低いという側面も持っています。

現在は、この環境貢献度を「見える化」する取り組みも進めています。将来的(2026年中目標)には、
厨房の課題解決に取り組んだ企業が、結果として「どれだけCO2削減に貢献できたか」を数値化し、
社会に発信できる仕組みも構築したいと考えています。

日本は今「人口減少による人手不足」という構造的な課題と、
「成長するインバウンド市場への対応」という課題にも直面しています。

Grinoはこれらの顕在化した課題を解決するソリューションであると同時に、
私たちの理念である「環境負荷の低い食事」の社会浸透を両立させる取り組みです。

もし皆さんの周りで、深刻な人手不足やインバウンド対応に悩む飲食店様・ホテル様がいらっしゃいましたら、
ぜひGrinoをご紹介いただけると幸いです!

食を通じて、より豊かで持続可能な「暮らし」を一緒に作っていきましょう。

|まとめ

食べる側と働く側両方の課題を解決し、環境負荷も低減するGrinoの取り組みは、日本が直面するインバウンド対応と人手不足に対する、具体的なソリューションです。

TOYONOMAでは、イベントや試食会を通じてGrinoの商品を体験いただける機会を提供してまいります。おいしさを入口に、食の多様性と持続可能性について考えるきっかけとなれば幸いです。

Red Yellow And Green株式会社の主な実績

農林水産省フードテックビジネス実証事業 採択
TOKYO Co-cial IMPACT アクセラ 採択
日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社」選出(※記事の購読には会員登録が必要です)

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