気象のメカニズムが解明され、予測精度も上がっているのに、まだ気象データの活用が世間に広まっていないのはなぜでしょうか——
気象データは「そのまま儲かる」資源ではないかもしれませんが、業界に関わらず事前対策でコスト削減や売上向上につながる”隠れた資産”です。
「気象に影響を受けるサービスや事業の課題を、気象データを使って解決に導きたい」「もっと多くの人に気象データを社会やビジネスの場で活用してほしい」
——そんな想いから事業を展開するWeather Data Science合同会社の加藤芳樹さん、史葉さんご夫婦にお話を伺いました。
Q1|まず会社名を教えてください。

Q2|このプロジェクトの概要と始めたきっかけがあれば教えてください。
気象データを活用して、企業やサービスの課題解決を支援する事業を行っています。2018年に夫婦で独立を決意しました。
きっかけは、「気象に影響を受けるサービスや事業の課題を気象データを使って解決に導きたい」「もっと多くの人に気象データを社会やビジネスの場で活用してほしい」という想いからです。
現在、国全体で気象データの利活用を推奨する政策があり、私たちはこれを機に実務で使える形に落とし込み、ビジネスにつなげていきたいと考えています。
Q3|プロジェクトを通して、暮らしのどんな課題を解決したいですか?
気象データが十分に活用されていない現状を変えたいと考えています。
気象データは業界に関わらず、事前対策によってコスト削減や売上向上、顧客満足度向上につながる”隠れた資産”です。しかし、「そのまま儲かる」資源ではないため、まだ世間に広く浸透していません。
この気象データを実務で使える形に落とし込み、業界に関わらず活用できるようにすることで、ビジネスと暮らしの課題解決につなげたいと考えています。
Q4|今後、事業が拡大することでどんな世界を実現したいですか?
豊洲には気象データと相性の良い企業や産業が多く、連携すれば大きな力になると考えています。
TOYONOMAをその企業群をつなぐ場として活用し、共同で実証・開発を行い、新しいサービスや事業を生み出していきたいです。そして最終的には、地域を超えた社会全体に向けて、気象データを用いた生産性向上を広げていく——それが私たちの目指す世界です。
|まとめ
Weather Data Science合同会社は、まだ十分に活用されていない気象データを「使う」発想で、ビジネスや暮らしの課題解決に取り組んでいます。
加藤さんご夫婦が目指すのは、豊洲という地域を起点に、気象データと相性の良い企業や産業をつなぎ、共創によって新しい価値を生み出すこと。そして、その取り組みを社会全体へと広げ、気象データを用いた生産性向上を実現することです。
気象データは業界を問わず活用できる”隠れた資産”。TOYONOMAは、気象データと相性の良い企業や産業の輪を繋ぐ場として、このような取り組みをサポートしてまいります。
|お知らせ
Weather Data Science合同会社は、月刊誌『エネルギーフォーラム』にコラムを寄稿されています。
ご興味がある方は【 こちら 】からご覧ください!